せっかく庭のあるマイホームにお住まいなら、家庭菜園を楽しんでみませんか。
「手間がかかって大変そう…」「ガーデニングより難しいのでは?」、そんなイメージをお持ちの人も多いでしょう。
今回はマイホームの庭で家庭菜園をつくるコツや注意点などを解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
初心者でも失敗しない!マイホームの庭で家庭菜園を楽しむコツ
まずはマイホームの庭で家庭菜園をつくるコツをご紹介します。
日当たりと水はけのよい場所を選ぶ
日当たりは家庭菜園に最も必要なものです。
戸建て住宅の場合、建物の南側や東側に庭があることが多いので、日照時間が長く、日陰にならない場所を選びましょう。
西日がきつい場所は、避けたほうがよいでしょう。
また、水はけが悪いと根腐れを起こす可能性があるため、"排水路をつくる"排水用のホースを埋める"などの対策が必要です。
1~2畳の広さからスタートする
「あれもこれも」と、最初から広い面積で挑戦するのは無謀かもしれません。
家庭菜園はこまめな"水やり"や"草むしり"が必要になり、初心者が管理するのは大変です。
まずは、1~2畳程度の小さい面積から始め、慣れてきたら広げていきましょう。
最初は管理が楽な野菜を選ぶ
まずは、丈夫で育ちやすい野菜や果実からスタートするのがおすすめ。
ミニトマトやブルーベリーなど収穫量の多いものや、レタスやサンチュなどの葉物野菜、ハーブでもよいでしょう。
給水用の水道・散水栓や道具の収納スペースを設置する
水道は必ず庭にも設置しておきましょう。
水やりだけでなく、収穫した野菜や使った道具を洗うのにも便利です。
また、鋤や鍬、支柱などの道具など、家庭菜園に必要なものを収納できる物置やロッカー、ラックなども準備しましょう。
最初が肝心!マイホームの庭でおこなう家庭菜園の注意点とは?
家庭菜園をつくるには準備が大切。
始める前に知っておくべき注意点を挙げてみました。
配管図面を確認しておく
見落としがちな地下の配管に関しては、事前に確認が必要です。
「いざ土を掘ったら ガス管や水道管が埋まっており、家庭菜園をあきらめた」というケースもあります。
一般的に水道管やガス管は、「地下」を利用しない場合、地表から30cm程度の浅いところを通っており、移設するには別途工事費用がかかります。
家庭菜園を希望する際は、配管ルートを確認しておきましょう。
土を入れ替える
たとえ庭に土があったとしても、すぐ野菜を植えることはできません。
もともと入っている土は"硬い"水はけが悪い"小石が混ざっている"などの理由で家庭菜園には向かないのです。
まず、ホームセンターなどで売っている「園芸用培養土」に入れ替えることが必要です。
外構工事のときに一緒に入れ替えてもらうとよいでしょう。
害虫対策をこまめにする
家庭菜園で最も手がかかるのが"害虫対策"。
せっかく作った野菜も、虫がつくとすぐに食い荒されてしまいます。
防虫ネットを張る"虫よけ用にミント系のハーブを植えるなどの自然な方法がおすすめです。
繁殖力の強い植物を侵入させない
庭に芝生を植え、その一角に家庭菜園を作る場合は、ブロックやレンガなどで境目を作り、芝生が侵入しないようにしましょう。
芝生は繁殖力が強いため、放っておくと家庭菜園のスペースまで広がって、野菜の養分まで吸収してしまいます。
また、ハーブも繁殖力が強いので、虫よけとして植える場合でも、直植えせずにプランターやポットに植えるなど工夫をしましょう。