大きな買い物となるマイホームの設備にはこだわりたいという方も少なくありません。
住宅設備のなかでも注目を集めているのが、グルニエです。
住宅を探すうえでたびたび目にする単語ですが、グルニエとはどんなものなのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、グルニエの特徴やメリットについてご紹介します。
マイホームの設備にこだわりたい!グルニエの特徴とは?
グルニエとは、フランス語で屋根裏部屋のことを指します。
天井と屋根の間に作られた設備のことで、収納や小部屋として活用されるスペースです。
天井を高くし、部屋の一部を2層にしたロフトと混同されやすいですが、ロフトは同じフロア内に作られたスペースであるのに対し、グルニエは天井の裏に作られたスペースとなります。
グルニエとロフトのもっとも大きな違いは、はしごが固定されているかどうかです。
どちらも部屋の上部に作りつけられたスペースのため、利用する際にははしごが必要となります。
基本的にロフトの場合ははしごが固定されており、動かせません。
それに対し、グルニエは取り外しや折り畳めるタイプの可動式のはしごを使用するという特徴があります。
マイホームの設備を充実させよう!グルニエのメリットと注意点
グルニエはロフトと同様に収納スペースとして利用できるというメリットがあるのです。
雛人形や五月人形、クリスマスツリーなど、一年に一度しか出さないアイテムは置き場所に困りますよね。
また、すだれや扇風機、ヒーターなどの季節用品も居住スペースに出しっぱなしでは場所を取ってしまいます。
ある程度の広さがあるグルニエは、こういった物品を保管する場所として活躍するのです。
ただし、グルニエの内部は日当たりなどの条件によっては熱気や湿度がこもりやすい場所です。
とくに、断熱工事がされていない場合、夏場はとても暑くなります。
そのため、熱や湿気に弱い物品の保管場所にする場合には注意してください。
最近では、屋根裏スペースに窓や空調などを設置してひとつの部屋として使うケースも増えてきています。
スペースとしてはそれほど広くはありませんが、秘密基地のような雰囲気が楽しめるため、子ども部屋などに最適です。
ただし、グルニエは居住スペースとは異なるため、床から天井までの高さが140㎝と制限されています。
そのため大人は中腰で進む必要があるため、腰を痛めやすいという注意点があります。
また、はしごの上り下りがありますので、足腰の弱い方にとっては使いにくい場合もあるのです。