分譲マンションに興味があるものの、それがどのようなマンションなのかわからず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、分譲マンションとは何かについて解説します。
メリットやデメリットにくわえて、相場がどれくらいかにも触れてご説明するので、分譲マンションの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
分譲マンションを購入するメリットとは?
分譲マンションとは、部屋を購入して、自分の所有物にできるというものです。
購入者は住戸の所有者となるため、賃貸物件とは異なり、規約の範囲内での壁紙張り替えなどのリフォームやDIYが可能です。
分譲マンションのメリットとしては、購入する方の多くが長期的に住むことを目的にしている為、設備や共用施設が充実している点です。
分譲マンションに採用されることが多い設備には、宅配ボックス・ディスポーザー・食洗器・浴室乾燥機・床暖房などがあります。
最新のセキュリティシステムを搭載しているマンションや、入居者限定で利用可能なジムやカフェなどの施設が併設しているマンションは人気が高いです。
また、転勤などで引っ越さなければならなくなった場合に、分譲賃貸物件として貸し出せるのも大きなメリットといえるでしょう。
いざとなったら、家賃収入を得て住宅ローンをまかなうことも可能です。
分譲マンションを購入するデメリットとは?
分譲マンションのデメリットとは、まず高額な購入資金が必要な点です。
ほとんどの場合、分譲マンションの購入には住宅ローンを利用します。
無理のない返済計画のために、購入費用の3割程度の頭金をはじめとして、不動産取得税などさまざまな諸費用がかかります。
また、家族構成が変化した際に、気軽に転居しにくい点もデメリットです。
ローンの返済中であれば、簡単には売却できないうえ、賃貸物件として運営するとしてもかならず入居者が見つかるとは限りませんし、勝手に賃貸物件としてだすと住宅ローンの契約違反となり罪に問われる可能性もあります。
マイホームを手放すには、時間と手間がかかるので、転居と同時に進めることは大きな負担となる可能性があります。
分譲マンションを購入する際の相場とは?
分譲マンションの購入を検討するにあたり、気になるのはその相場ですよね。
分譲マンションの全国的な相場は、4,700万円ほどです。
ただし、価格は地域によっても大きく変わります。
たとえば、首都圏の分譲マンションであれば、6,000万円ほどが相場であるのに対し、近畿圏は3,900万円ほどが相場です。
また、新築か中古かでも、相場が1,000万から2,000万ほど変わってきます。