マイホームを建てようと考えたとき、直面するのが建売と注文住宅、どちらがいいかという問題です。
それぞれにメリットが多い建売と注文住宅ですが、具体的にどのような差があるのか知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、建売と注文住宅をさまざまな視点から比較してみました。
建売と注文住宅の価格を比較!
一般的に、建売のほうが注文住宅と比較すると安く家を建てられるケースがほとんどです。
その理由は、設備や部材をまとめて仕入れられる点にあります。
また、建築工程においてもすでに形の決まっている間取りに従って一気に施工できるため、合理化・効率化が図れる分、建築費用も安く済みます。
一方で注文住宅はというと、設備やオプションなどコストを削れる部分はあるものの、間取りや使用する部材などを施主の要望に合わせるため、いちから設計する分、価格は高くなる傾向があるのです。
建売と注文住宅のデザインを比較!
デザインという面でみると、建売は外観や間取りなどがすでに決められているため、どうしても画一的な仕上がりになってしまいます。
建売のデザインは万人受けする落ち着いた仕上がりであることが多いため、決してデメリットではありませんが、ほかの住宅と似たデザインになってしまう点は否定できません。
一方で注文住宅ならば、建売と比較して家の外観も間取りもすべて施主が自由に決められるため、こだわりを反映した物件を建てられるのです。
デザイン性やオリジナリティに富んだ家を建てたいと考えるのであれば、注文住宅のほうが細部まで施主の希望に沿った家を建てられます。
建売と注文住宅の入居までの期間を比較!
注文住宅と比較して、建売のほうが入居までの期間が短い傾向があります。
建売はすでに完成済みの物件を購入するケースも多いため、即入居もあり得るのです。
一方で、注文住宅の場合は施主の要望を聞き取って設計図を書き、オプションを決め、材料を調達するなどさまざまな工程があります。
さらに、建売と比べて個別性の高い建物になるため、施工にも時間がかかりやすい一面もあるのです。
注文住宅が建つまでの期間は、おおむね半年から1年ほどと言われています。
ただ、土地の購入や予算とオプションの兼ね合い、住宅ローンの審査でトラブルが起こるなどの不測の事態によって、入居までの期間がさらに延びてしまうケースもあります。