一戸建ての住宅には、さまざまな建築工法があります。
なかでも、ユニットハウスに興味があるけれど、具体的な特徴がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ユニットハウスとはどのような物件を指すのか、購入した場合のメリットやデメリットも含めて解説します。
不動産購入におけるユニットハウスとは?
ユニットハウスとはプレハブハウスの一種で、あらかじめ工場内で部材を大まかに組み立ててから、トラックを使って建築現場に運び、クレーンで設置する工法のことです。
工場で加工した部材を建築現場に運び込み、現場で組み立てるプレハブ工法とくらべて、ユニットハウスは建築に必要な工程の80%ほどを工場内で進めるという違いがあります。
すでに部材が組み立てられた状態で現場に運び込むため現場での作業時間が短く、場合によっては一日で建設できるケースもあります。
ユニットハウスのことを「コンテナハウス」と呼ぶこともありますが、コンテナハウスとはユニットハウスの一種で、構造体に箱型のコンテナを活用したものです。
ユニットハウスは簡単に移設または撤去できる特徴があるため、住宅としての用途以外にも事務所や店舗としても利用可能です。
さらに、作業部屋などを増設する際にも向いています。
ユニットハウスを購入するメリットとは?
ユニットハウスを購入する際の最大のメリットは、増改築や移設が短い工期で容易におこなえる点です。
そのため、ライフスタイルや家族構成に合わせて部屋数や階数を増やせるだけでなく、移設や撤去も簡単におこなえます。
また、管理体制の整った工場で加工されるため品質が安定しています。
このほか、大量生産された部材などを使ううえ、現場では少ない人数で建築できるため人件費がかかりにくく、プレハブハウス以上のローコストを実現できる点も大きなメリットです。
さらに、ユニットハウスは工場で組み立てた状態で運搬されることが前提のため、必然的に揺れに強い設計となっています。
そのため、耐震性能が高い点もメリットです。
ユニットハウスを購入するデメリットとは?
ユニットハウスはコストがかかりにくいというメリットがありますが、耐久性や耐火性は一般の一戸建て住宅にくらべ低く、長く住むには不向きです。
また、ユニットハウスを運ぶためのクレーン車が入れる立地でなければならないなど、対応できる立地が制限されてしまう点もデメリットです。
このほか、プレハブハウス全体のデメリットとして間取りの自由度が低い点が挙げられます。
ユニットハウスは工場で工程のほとんどを終える特徴があるため、現場での微調整がしにくいうえ、プレハブハウスと比較するとさらに間取りの自由度が低くなります。
まとめ
ユニットハウスとはプレハブハウスの一種で、工場で部材を組み立ててから建築現場に運ぶ工法です。
建築できる立地や間取りは制約がありますが、一方で耐震性能が高く、増設や撤去が容易におこなえるなど、購入の際はこうしたメリット・デメリットを良く理解しておきましょう。
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