空き家を放置すると、害虫の被害を受ける可能性が高まります。
気づいたら、深刻な被害を受けていたという状況にならないために、前もって対策を講じる必要があるでしょう。
この記事では、空き家に出る害虫と被害、害虫が発生する原因、害虫駆除の方法をご紹介します。
空き家に出やすい害虫がもたらす被害
空き家に被害をもたらす害虫にゴキブリがいます。
ゴキブリは直接建物を傷つけませんが、衛生面で悪影響を与えます。
建物に直接被害を与える害虫はシロアリです。
シロアリの主食は木材のため、空き家に住みついたら建物の耐久性が著しく低下する恐れがあります。
虫ではありませんが、ネズミも建物に悪影響を与えます。
建物のどこかから侵入したネズミが電線をかじり、火災が発生するかもしれません。
またネズミは外から餌を持ち込むため、衛生的にも悪影響があります。
空き家に害虫が発生する原因
定期的に掃除をしないと、埃がたまり、ダニが発生します。
ダニを餌にする害虫の発生にもつながります。
また、換気をしないと屋内に湿気がこもります。
シロアリは木材の中でも、水分を含む木材を好みます。
定期的な換気を怠ると、シロアリが住みつき、建物の老朽化を早めてしまうかもしれません。
通水を長い期間おこなわないと、水道管の水が気化します。
水道管の封水トラップと呼ばれる部分の水がなくなると、害虫やネズミが侵入しやすくなります。
空き家で害虫を駆除する方法
建物内部の湿気が多いと、シロアリの他にカビも発生します。
定期的に換気をするとともに、クローゼットなどの扉を常に開けるなど、閉め切った空間を作らないようにしましょう。
水道管の水がなくならないために、定期的に通水しましょう。
通水する際は、最低3分間蛇口を開けたままにします。
また、空き家は不法投棄や空き巣によって、建物の中や外を汚される危険性があります。
掃除機をかけたり、拭き掃除をしたりして、空き家全体を奇麗にするとともに、不法投棄がないかの確認もおこないましょう。
掃除を始めようとしたら、すでに害虫の被害に遭っていたというケースがあるかもしれません。
その場合は、すぐに業者へ依頼しましょう。
時間がないなどで、空き家の管理が難しい場合は、不動産会社へ管理委託や空き家の売却をしたほうが良いかもしれません。
不動産会社に相談してみましょう。
まとめ
空き家に出る害虫と被害、害虫が発生する原因、害虫駆除の方法をご紹介しました。
掃除・換気・通水を怠ると、害虫が発生しやすいため、定期的な害虫対策が必要です。
空き家の管理が難しい場合は、一度不動産会社に相談してみましょう。
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