袋小路にある家を売却したい方であれば、家を高く売れるか心配になるでしょう。
道路との位置関係によっては、売却価格が大幅に下がるケースがあります。
今回は、袋小路とはどんな土地かや、売却価格が低い理由、売却方法をご紹介します。
この記事を参考に、家の売却を検討してみてください。
袋小路とはどんな土地か
袋小路とは、入り口が1つで出口がないため、通り抜けできない道路を指します。
他の道路と比べて交通量が少ないため、排気ガスや騒音を気にせず生活できます。
売却の際は、排気ガスや騒音にストレスを感じる方との成約率が上がるメリットがあるでしょう。
しかし、車の出入りがしにくいというデメリットもあります。
近隣住民が、車を敷地からはみ出して駐車していたり、宅配業者のトラックが停車していたりして、出られないケースがあります。
頻繁に車の出入りをする方からの購入は、期待できないかもしれません。
袋小路にある家の売却価格が低く売れにくい理由
建築基準法に「接道義務」というものがあります。
「家の敷地が幅4m以上の道路に2m以上接していなければならない」という法律です。
接道義務に違反している土地では、新しく家を建てたり、家を建て替えたりできません。
そのため、接道義務に違反している家の評価は低く、売れにくい傾向にあります。
売主は、家が売れるように売却価格を下げる必要があるでしょう。
袋小路にある家を売却する方法
売却する際は、家の印象を良くしましょう。
庭や水回りなどを奇麗にしておくと、内覧のときに購入希望者に良い印象を与えられます。
また、家を解体して更地を隣人に売るという方法もあります。
隣人が、接道義務に違反している家に住んでいる場合は、土地を広げて接道義務を満たせるかもしれません。
隣人にとってのメリットがあるため、高い価格で売却できる可能性があります。
他にも、リノベーションしてから売却する方法もあります
再建築不可の土地であっても、リノベーションは可能です。
費用はかかりますが、高い価格で売却できるだけでなく、購入希望者を早く見つけられる可能性が上がります。
まとめ
袋小路とはどんな土地かや、売却価格が低い理由、売却方法をご紹介しました。
交通量が少ないため、排気ガスや騒音をの心配はありませんが、車の出入りがしにくいなどのデメリットがあります。
接道義務に違反すると評価が下がるため、印象を良くする・更地にして隣人に売る・リノベーションするなどの工夫が必要です。
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