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筆界未確定地が売却できる?その方法や土地の特徴について解説!

筆界未確定地が売却できる?その方法や土地の特徴について解説!

所有している土地を売ろうと検討するものの、筆界未確定ゆえに売れるかわからないという不安はありませんか?
しかしそのような状態でも、工夫次第では買い手がつくかもしれません。
そこでこの記事では、筆界未確定地が売却できるのかどうかやそのような土地の定義、売れやすくする方法をご紹介します。

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筆界未確定地が売却できる理由と取引の現状とは?

境界が未確定な筆界未確定地を売却すること自体は可能です。
というのも、原則として売主には「境界明示義務」という買主へ売却する土地の境界を示す義務がありますが、これには法的根拠がないからです。
ゆえに、売却時に売買契約書へ境界明示義務を設定しなくても契約上問題はありません。
しかし隣接地との境界が不明確であることには変わりないので、隣地所有者とトラブルになりやすいというリスクが付きます。
そのため、売却活動は通常よりもスムーズに進まない場合が多いです。

筆界と所有権界の違いと筆界未確定とはどのような状態か解説!

土地の境界には次の2種類があります。
1つ目は所有権界で、これは隣地の所有者と話し合って個人間で決める境界です。
たとえば、この花壇から向こうが隣接地といったように所有者同士の判断で決め、土地の利用範囲の変更に伴って変えられることがあります。
2つ目は筆界で、これは登記されている境界です。
現地で目視することや個人間の裁量で変更することはできません。
この記事のテーマでもある筆界未確定とは、後者の境界が登記によって法的に定められていない土地を指します。
筆界と所有権界は一致している場合がほとんどですが、当事者間での認識の差があると、トラブルの原因となってしまいます。

筆界未確定地に買い手がつきやすくなる3つの方法をご紹介!

筆界未確定の土地は、隣地所有者とトラブルになりやすいため売れにくいですが、次の方法を取ると多少は売れやすくなるかもしれません。
1つ目は、境界を設置できないことに合意する「境界非明示の特約」をつけることです。
ただしこの特約をつける場合は、売却後に損害賠償を受けないようにしたり、トラブルを防ぐために合意書を交わす必要があります。
2つ目は、筆界確認書を作成することです。
筆界確認書とは、土地の境界に関わる所有者が境界に合意した際に交わされる書類です。
この書類があることで、境界が不明確な土地でも隣地所有者とのトラブルを防げます。
3つ目は、地図訂正をおこなうことです。
筆界未確定地を売買するのに支障をきたす場合、イレギュラーですが訂正することができます。
ただし、現状の地図や公図に誤りがあることを証明するために「土地所在図」や「地積測量図」などの図面や書類が必要です。

筆界未確定地に買い手がつきやすくなる3つの方法をご紹介!

まとめ

筆界未確定地は、法的に売却できますが買い手がつきにくいのが現実です。
なかには未確定のまま合意してくれる買い手もいますが、見つかる確率は低いでしょう。
売却へ近づけるためには、地図訂正をおこなったり筆界確認書を作成したりすることをおすすめします。
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