自分の家を売却する際に、そのまま売却すると、引き渡し後に思わぬ欠陥が発見され、責任を追求されるおそれがあります。
そこで、不動産売却の前に、欠陥などの瑕疵を洗い出し把握することで、そのようなトラブルを未然に防ぐことが可能です。
今回は、不動産売却前におこなうインスペクションとは何か、そのメリットと費用についてご紹介します。
不動産売却前にインスペクション!インスペクションとは?
不動産のインスペクションとは、建物状況調査のことで、国の定めた調査方法基準に従い、インスペクターと呼ばれる有資格者の建築士が実施します。
調査対象は、建物の構造耐力で主要な部分と雨漏りの侵入を防止する部分がメインで、目視での調査が中心です。
そのほか、専門の機器を使った調査や、一戸建ての場合はシロアリ被害の調査などもするため、欠陥を洗い出せます。
なお、仲介の不動産会社にはインスペクション関連の説明が重要事項説明として義務化されていますが、売主・買主にインスペクションの義務はありません。
売主側が依頼することの多いインスペクションのタイミングは、不動産の査定前がおすすめです。
インスペクション結果によって査定額が変わることもあり、結果を受けて修繕してから査定したほうが高い値が付くこともあります。
不動産売却前にインスペクション!メリット
インスペクション済みの物件は買い手が安心して購入できるため、早く売却できるのがメリットです。
事前に欠陥を洗い出し、適切に修繕をおこなえば、高い売却価格も期待できます。
あえて修繕費用を差し引いた価格設定もでき、同時に値引き限界値を売主自身が把握できる点もメリットと言えます。
また、売主が建物の状況を把握し漏れなく買主に告知することで、引き渡し後に身に覚えのない欠陥やクレームの請求を受けるトラブルリスクも抑えられます。
不動産売却前にインスペクション!かかる費用
インスペクション費用は、5~8万円ほどが相場です。
マンションの場合、面積で差を設ける検査会社は少なく、概ね5万円前後です。
一方、一戸建ての場合は、面積の広さで価格設定されている場合もあります。
追加料金で給排水管検査も実施できるなど、オプション検査もあるため、気になる箇所があればご検討ください。
調査時間は1~3時間程度ですが、インスペクション全体でかかる期間は2週間ほど見込んでおいたほうが良いです。
依頼から実施までに1週間、実施結果の報告書入手までに1週間で、インスペクターが不足している場合は手配が難しい場合もあります。
不動産売却を急がれている場合、インスペクションのご依頼は余裕をもって手配されることをおすすめします。
まとめ
インスペクションは義務化されていませんが、実施によって売主・買主双方にメリットがあります。
売主にとっては、買主との将来のトラブルリスクを軽減でき、不動産売却も早く、高い価格で進められる可能性が高くなります。
売主・買主が安心して売買取引できるために、インスペクションはおすすめです。
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