不動産購入はかかる金額が大きいため、信頼できる仲介業者を介して取引をおこないたいものですが、安心して任せられないケースもあるのが現状です。
そういった場合、果たして仲介業者の途中変更はできるのでしょうか。
今回は、不動産購入の際に仲介業者の途中変更はできるのか、そのときの注意点について解説するので、ぜひ参考にしてください。
不動産購入の際に仲介業者の途中変更はできるのか
不動産を購入する際、仲介業者の途中変更は基本的に可能であり、自由に仲介業者を選べます。
もし仲介業者に良くない印象をもったならば、ほかの業者に問い合わせれば良いのです。
買主が仲介業者を選ぶのは当然の権利であり、媒介契約を交わす前であればいつでも仲介業者を変えられます。
ただし、ある仲介業者と媒介契約を結んでいながら、ほかの仲介業者で不動産を購入してしまうと、それは抜き行為になってしまうことも覚えておきましょう。
不動産会社としては、最後の最後で仲介業者を変更されてしまうと、それまでの業務が水の泡になるばかりか、仲介手数料が手に入らなくなってしまうのです。
そのため、途中で仲介業者を変更してしまうと、仲介業者の間では抜き行為と見なされ、トラブルに発展してしまう恐れがあります。
しかし、直前まで仲介手数料についての説明がなかったり、強引に契約させようとしたりするなど、仲介業者に落ち度がある場合は途中変更も致し方ないでしょう。
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不動産購入において仲介業者を途中変更する際の注意点
不動産購入において仲介業者を途中変更する場合、売主側はタイミングが重要になりますが、買主側はタイミングについてとくに注意する必要はありません。
ただ、どうしても気が引けてしまうのであれば、最初から複数の不動産会社に問い合わせていることを伝えておくと良いでしょう。
しかし、媒介契約を結んだあとでの途中変更は、損害賠償請求の対象となる恐れがあることにご注意ください。
めったにないケースではありますが、不動産会社の対応に問題がなかった場合や、買主側の一方的な理由で契約を破棄する場合は注意が必要です。
一方、不動産会社側に問題がある場合は、即時解約もできます。
スムーズに連絡が取り合えなかったり、業務スピードが遅すぎたりするなど、正当な理由だと認められれば即時解約の対象です。
どの程度の問題であれば即時解約の対象となるのか迷ったときは、第三者機関に相談してみると良いでしょう。
なお、不動産業界は、会社同士の横のつながりが比較的強い業界です。
正当な理由なしに仲介業者を変え続けていると、業界の中でうわさが広まり、警戒されてしまう場合もあります。
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まとめ
不動産を購入する際、仲介業者は媒介契約を結ぶ前であれば、途中変更が可能です。
ただし、媒介契約を結んだあとの途中変更は、損害賠償請求の対象となる恐れがあることにご注意ください。
しかし、仲介手数料について直前まで説明しないなど、仲介業者側に落ち度があれば即時解約もできます。
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