建売住宅の購入を考えていると、誰かにとられる前に、建築前であっても契約を結ぶことを検討する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、建築前の契約が可能なのかわからないだけでなく、建築前に契約するとどのような影響があるかわからないことから、悩みを抱えている人も少なくありません。
そこで今回は、建売住宅は建築前に契約できるのか、建築前におこなう契約の流れやメリット・デメリットを解説します。
建売住宅は建築前に契約できる?契約の流れは?
建売住宅は、建築が始まる前や建築途中でも購入できるかというと、建築確認取得済の物件に限り売買契約を結べます。
建築確認取得をしていない不動産は広告を掲載して買主を募集できないため、広告に出ている建築前の建売住宅は原則として売買契約が可能です。
こうした建築前の建売住宅における具体的な売買契約の流れとしては、まず購入の意思表示となる申し込みをおこないます。
続いて、売買契約の締結および手付金の支払いに進んでください。
計画に沿って住宅が完成したら、買主が内覧と竣工検査をおこないます。
問題がなければ、最後に残金の決済および物件の引き渡しをおこない、契約は完了です。
建築前に結ぶ契約の注意点としては、完成前の建物を契約することになるため、建物の仕様などは契約前によく確認をおこなわなければなりません。
そのほかにも、買主だけが竣工検査をおこなうのではなく、第三者の立ち会いを依頼することも検討しましょう。
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建築前の建売住宅を契約するメリット・デメリット
広い土地に複数の住宅を建築して建売住宅として売り出している場合、建築前にいち早く契約すると希望区画の物件を購入できます。
角地や日当たりの良い区画は人気が高く、早く売り切れてしまいますが、未完成の段階で契約を決断すれば購入が確約されます。
また、完成している建売住宅とは違い、施工状況が確認できるのも建築前の建売住宅ならではのメリットです。
完成したら目にすることのない基礎部分や柱など、丁寧に施工されているかチェックしてみてください。
一方でデメリットとなるのは、完成してから売られる建売住宅よりも高値での契約となる点です。
建売住宅は完成後に値下げをおこなうことがほとんどで、建築中に値下がりすることはほとんどありません。
また、契約段階で完成した姿を見られないことも、建築前の建売住宅を契約するデメリットです。
完成した住宅は図面からはイメージしにくいため、後悔しないよう注意してください。
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まとめ
建築前の建売住宅でも、建築確認取得済の物件に限り売買契約が可能です。
希望区画を選べる点や施工状況を見られる点はメリットですが、高値での購入となることはデメリットとなります。
メリットとデメリットを把握したうえで、建築前の建売住宅購入を検討してみてください。
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